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飾らない普段着で、マイペースなブログ。


by prime2006
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嗚呼、青春の〝BOOWY″  その4「更なる追求」

前回の続きです

CASE OF BOOWY VIDEO版で、〝GIGS″を目のあたりにして
かんぜんにトリコになってしまったわけですが、
やはり他のアーティストとは明らかに違ったのが、
BOOWYを聴くようになって、ギター、ベース、ドラムそういったバンド形態の重要性。

前回も触れましたが、バンドとはボーカルがメインとはいえ、
そのボーカルを引き立てつつも、ちゃんと個性があって主張があり、同調があり
メンバーそれぞれが起こす化学反応によって、音源だけで聴いても
もしかしたらわかりえない、そのせめぎ合いや一体感が
今までの自分なりの常識のすべてを塗り替えていました。

必然的に間奏はそういったボーカリスト以外のメンバーの個性が色濃く出る魅せ場という風に
ボーカルのヒムロック(氷室京介)は、もちろんバンドの顔であり、その代わりのいない「声」や「ルックス」は
誰をも惹きつけるカリスマを当時から備えていましたし、人気度は群を抜いていましたが
それよりも目を引くようになったのがギタリストの存在。
失礼ですが、BOOWYに出会うまではただの伴奏要員、バックバンド。という意識がほとんど。

でも、〝GIGS″の中で、ボーカルよりも目立ってるんじゃないか?と思えるような
立ち振舞い、そしてなによりBOOWYのほかのメンバーにも言えるんですが、
誰一人かけても成立しない、誰の代わりもいない、唯一無二の存在。
ちゃんと楽器隊にも、ボーカルに負けず、個性があり、カラーがあり、主張があり、色気がある。

そんなトータル的なサウンドを理解しようとすればするほど、
自分の目には、ギターってカッコいいな。と、ボーカルよりギタリストに興味を持ち始めたのも
布袋さんの影響でした。






長い長身に長いトサカ頭、長いストラップの下の方で構えた
今やシンボルとなった幾何学模様に先の尖がったテレキャスター。
そして、ステップを踏みながらファッショナブルな衣装を着た、
アンドロイドみたいなギタリスト。
ザクザク弾くギターはハートまで切り刻まれるようで、
シャープなのにワイルド。ひとつのコードの中に、
オリジナリティの溢れたセンスがいくつも散りばめられて
ライブになればなるほど更にそのアレンジは凄くなっていく。
今でも過去、現在、未来と、あんなにカッコいいギタリストはいないと思ってます。

音楽、そしてBOOWYを聴き始めた時には
意識して自分的には「ないな」と思っていた事、
エレキギター への道が徐々に開きはじめていました。

嗚呼、青春の〝BOOWY″  その4「更なる追求」 _f0063765_935951.jpg


意識していたというのは、前回のブログにも書いた先輩のバンドや、友人のバンドを
見学したりしても、ギターや、ベース、ドラムといったものが、
おいそれと簡単にできるとは思えなかったし、なによりも楽器を買うお金もない
その後事情があり、自分もボーカルでバンドに参加するようになるんですが、
自分が歌ってても、この時はまだ、その感情は目覚めてなかった気がします。

自分とギターの話は、またの機会にして〝BOOWY″の話へ…

とにかく、好きになった年齢が違えば全然印象は違うかもしれないけど、
当時思春期で田舎の中学生の自分には、あの洗練されたバンドは
非の打ちどころがないほど完成された無敵の完全体に見えました。やっぱり伝説だなと。







嗚呼、青春の〝BOOWY″  その4「更なる追求」 _f0063765_9272453.jpg






ですが熱中にさせた原因の一つの衝撃的展開。
友人からきいた

「解散するんだよ。」

そう、1987.12.24あの運命の日。

なんていうかな、ファンだったけど雲の上の存在過ぎてすでに〝神格化″としてたからなのか、
まだ、〝BOOWY″を知って1年もたたずだったため、ピンとこなかったからか、
岡山そしてその市内からもかけ離れた地方ゆえ、今後も気軽にはライブなどに行ける機会もないだろうと、
交わることのない別世界だと思ったからなのか、
解散することによって、もうNEWアルバムの制作もなくなるのに、4人が同じステージに立つことはないのに、
その時は、バカっぽく


「かっくいい…テッペンで解散なんて、カッコよすぎる!\(*T▽T*)/」

と、哀しいショックよりも、そっちが上まわったと記憶してます。

でも、あんな散り方だからこそ、生ける伝説としていまなお君臨し続ける、一因もあると思います。
解散してもなお次々、掘り起こされ発表される映像や、音源、
「“LAST GIGS"完全版」「1224」「ROCK'N ROLL CIRCUS TOUR」「CASE OF BOOWY完全版」 など
ファンにはたまらないものも多いと思いますが、

当時はもちろん限られていて、正式に発表されていたオリジナルのアルバムが本当に宝物でした。
高校生になって、生まれて初めて買ったレコードは
デビューしたての「氷室京介/ANGEL」のシングルレコードで、
そしてついにCDを導入。
初めて買ったCDは「氷室京介/FLOWERS FOR ALGERNON」
次に買ったのが「布袋寅泰/GUITARHYTHM」でした。

BOOWYは?って?
まだ、その時は友人に頼んでダビングしてもらったテープばかりで
1枚3,000円もするアルバムをやすやすとは買えませんでした。
でも、ファンの基本として、そっからBOOWYの過去に発表されたアルバムを、
少しづづ集めていきます。これが高校生にとってはしんどかった。

部活(今度は軟式野球部)もしてたし、
基本的にバイト禁止だったんで、(まぁバイトするような場所もあんまりなかったけど)

普段の小遣いを使うわけですが、上にも書いたように、
ソロになってもリアルタイムでどんどん活動してますからね。
そりゃ、それぞれCDも欲しいし、
情報源として雑誌も欲しい。
1~2ページでも買わなきゃ本屋の親父にハタキで叩かれるし、
部活やってりゃ喉の一つも渇きますわな~、腹も減りますわな~

参考書を買います。ノートを買います。英単語を覚えるカードを買います。学校で使う~ムニャムニャを買います。
もう言い訳がきく物はかなり使って、やりくりしてましたが、やっぱりそんなにすぐは買えなかったですね。

結局高校3年かけてやっと揃うか揃わないかだったと思います。

それでもそろった、MY BOOWY COMPLETE!!

まさか、そろった翌年あたりに
本当に未発表曲まで入った10枚組の
「BOOWY COMPLETE BOX」が出るとは思いませんでしたがΣ( ̄Д ̄;)

次回からも続けては無理かもしれないけど
ちょくちょくアルバムごとに分けて更新をしていこうと思います。
まとめて見る場合は

〝φ″~BOOWYのカテゴリーからどうぞ。
by prime2006 | 2011-04-30 09:47 | 〝φ″~BOOWY